鳥取大学医学部医学科1年生 東 愛子

鳥取大学医学部医学科1年生 東 愛子初めてクリニックに見学をさせていただくのでとても緊張しました。八時半から行われるカンファレンスでは5人の先生が前日に診療した患者さんの情報や情態、何を処方したのかを細かく共有していて、治療方針の方向を合わせていることに気づき、だからこそクリニック通う患者さんを昼夜問わず対応ができるのだなと思いました。どんなに小さなことでも気づきや違和感、悪化した病状を共有する姿勢がとてもすてきだなと思いました。

私は、担当する患者さん以外のことは知らないと思っていたので、日々時間をかけて行うカンファレンスには驚きました。と同時にクリニックのスタッフさんが全員で患者さんを1人1人サポートしているように見えてすごいと思いました。カンファレンスの後には3件在宅診療を見学させてもらいました。私が想像していたクリニックとは全く異なり、病院に行くことができないような方々を診察していました。お宅に到着すると寝たきりの方も先生方を見ると安心したような顔をされていて、普段からの信頼関係がしっかりとついているのだなと思いました。また「最近どう?」というような医療面の質問を聞いたり処方をしてほしい薬を聞いたりするだけでなく、日々のなんてことない日常話もたくさんしていらっしゃって、そのようにして信頼関係を築き、医療を提供されているのだなと学びました。お忙しい中、見学させていただきありがとうございました!この学びを大学生活に活かしていきます。

鳥取大学医学部医学科1年生 吉川 翔真

鳥取大学医学部医学科1年生 吉川 翔真今回、在宅医療の現場を始めて目の当たりにしましたが、通常の病院との違いに驚きました。まず医師含めた医療スタッフが患者さんの病気のことだけでなく、生活面まで気にかけてケアをしている点です。排尿のこと、病院やデイサービスに行く日が分かりやすいようなカレンダーの使い方、転倒防止のための家具の工夫など患者さんが生活しやすいように気にかけていました。病気を治すだけでなく患者さんのQOLを高めることも医療の役割だと実感しました。また、高齢者の介護の大変さも実感しました。特に認知症の方などに言ったことがうまく伝わっていなかったりして家族の方の負担も大きいと感じました。そういった中で在宅医療が役に立ち患者さんだけでなくその家族の負担も和らげていることが分かりました。

実習中に医師の方が「在宅医療は患者さんやその家族にすごく感謝してもらえる」とおっしゃっていました。私自身、まだどの診療科に進んで医師として何を専門にするか決めていませんが、在宅医療は特にこれからの社会に必要な素晴らしい医療だと思いますし、興味をもちました。この度は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

鳥取大学医学部医学科1年生 舩越 翔太

鳥取大学医学部医学科1年生 舩越 翔太今回、医師の方に同行して在宅医療を近くで見て感じたことは、在宅医療といっても治療や診察だけを行うためだけに家に伺うわけではないということです。家に伺うということは病院と違い、家族の輪の中にお邪魔するということで患者さんがどのような環境で生活しているのか、家族の反応はどうなのかを実際に見れるので、治療や診察をその都度かえるなどでき、より患者さんのニーズに合わせられるのだと感じました。また、話しをすることで患者さんのいる空間に笑いがおきたり、笑顔ができたりすると、精神的に患者のみならず、家族の方がより明るくなっているのを見て、こういった点でも病院ではできない在宅医療のよいところの一つだと思いました。

今僕自身どんな道に進んでいこうかとても悩んでいました。そこで今回こういった体験ができたことで、新たな興味がわき、いい意味でさらに迷うことになりそうです。

鳥取大学医学部医学科1年生 丸茂 遥夏

鳥取大学医学部医学科1年生 丸茂 遥夏午前の診察では訪問診療で診る方の年齢や疾患、自立度がそれぞれ大きく異なり、必要な知識がとても幅広いのだと感じました。私は専門医をとり、何か一つ分野を極めたいと思っていたが、一度は幅広く体験してみようと思いました。訪問診療は患者さんと医師の関係だけではなく、家族との関係が強いということが分かり、先生が本人だけではなく家族にも話を聞き、話をし、全体として把握しているのが印象的でした。

自宅での介護自体が家族や施設の人、訪問看護の人など複数人によって成り立っていて、訪問診療はそれをよく汲み取りながらある患者さん1人を囲った集団の中の一員として活動しているのだと感じました。「大丈夫」という言葉を言っていいかどうかの話をして下さった時に、患者さんとの関係次第と言われていて、患者さんを安心させたり、改善しようとしたりする時には良好な関係性を築けるかどうかも大きく関わるのだと思いました。医療だけではなく、気持ちの面の大切さを感じました。午後の診察では病状だけ聞くと、とても重そうな方が、実際訪ねてみると、とても明るくて印象と違って少し驚きました。
ご家族も状態や薬の名前などしっかり把握していて、医師・看護師と協力して生活を支えているのが感じ取れました。きっとご家族は大変な部分があると思いますが、お二人ともにこやかで楽しそうにお話をされていたりもして、在宅であるからこその良さや意義を改めて感じられました。「~できるかもね」など、断言はしないが、前向きになれるような言葉をかけていて1日1日大きな進歩なかなかない中では目標となるような言葉が力になるのだろうと思いました。


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著者:ひだまりクリニック院長 福田幹久
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