訪問診療設備・ポータブル機材
訪問診療利用状況
(2025/06/07現在)
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在宅現場で使用しているポータブル機器を紹介します
総合病院の医療レベルが上がり、急患は病院へ連れていった方が、より的確で高度な医療を受けられるようになり、最期は病院で迎えるのが当たり前になってきました。しかしさらに時代が進んで人々の高齢化が進んでくると、病院のベッド数にも限界が現れ、国民の最期まで自宅で過ごしたいとの希望と相まって、再び、自宅療養、自宅での看取りが見直されてきました。
こういった流れと並行して、在宅医療で医療レベルを維持するために、ポータブル機器が登場・発展してきました。自宅で採血や点滴をしたり、ポータブル機器を用いて現在の状態を評価し、入院するかどうかの判断を行ったり―。今まで病院で行われていたような医療行為の多くは家庭でもできるようになっています。
こうした医療機器の発展も、在宅医療の推進を大きく後押ししていると言えます。
こういった流れと並行して、在宅医療で医療レベルを維持するために、ポータブル機器が登場・発展してきました。自宅で採血や点滴をしたり、ポータブル機器を用いて現在の状態を評価し、入院するかどうかの判断を行ったり―。今まで病院で行われていたような医療行為の多くは家庭でもできるようになっています。
こうした医療機器の発展も、在宅医療の推進を大きく後押ししていると言えます。
ポータブル心電計

心臓の電気的な活動を測定し、不整脈や虚血の有無を評価できます。訪問診療でも心電図を記録でき、心疾患の発見に役立ちます。
ポータブルエコー

超音波を利用して臓器や血管、心臓の状態などを非侵襲的に可視化します。在宅でも腹水、胸水、腫瘍の確認や、心臓機能の評価が可能です。
ドップラー血流系

血液の速度や強さを測定することで、血管の閉塞や狭窄の有無を診断します。末梢動脈疾患のスクリーニングにも用いられます。
ポータブル血液ガス分析装置

血液中の酸素や二酸化炭素濃度などを迅速に測定でき、呼吸不全や代謝異常の評価に使用されます。
ポータブル呼吸炭酸ガス分析装置

呼気中のCO₂濃度を測定し、呼吸の質や換気の適切性を評価します。慢性呼吸器疾患の管理に有効です。
ポータブルコアグチェック

指先の血液からPT-INRなどの凝固指標を即時測定できます。ワーファリンなど抗凝固薬の効果モニタリングに使用します。
ポータブル中心静脈栄養点滴セット

高カロリー輸液(TPN)を在宅で安全に行うための、中心静脈用の携帯型ポンプです。長期療養患者の栄養管理に使用されます。
ハンガー(点滴台の代わりに使用)

御自宅にあるもので訪問診療時に点滴ポールの代替として使用します。御自宅の限られた空間でも点滴が可能になります。
携帯型精密輸液ポンプ

点滴速度や量を正確に制御できる装置で、微量の薄液の投与が可能で癌患者さんの疼痛緩和などに使用します。
ポータブル吸引器

気道内の痰や唾液などを吸引する装置。誤嚥や窒息を防ぎ、呼吸を確保するために必須の機器です。終末期ケアでも広く使われています。
